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6月20日 誰か

誰か、どうすれば喋るのが止まるのか教えてほしい。

ランチの会食があった。
1時間の予定だ。
「喋りすぎている」と自覚したころには、1時間半喋っていた。
ランチタイムの終了を店に聞いた。

「3時です」

じゃあ、あと30分、と思ったら、そこから1時間喋った。
ランチで、計、約3時間喋った。

反省し、誰にも合わないようにした。
夜、メールで用事した。

「住所教えて」というだけのメール。
「住所はね・・・」と返信が来たら、2分で済む用事。

しかし、相手は電話をしてきた。
鳴ったら出てしまうじゃないか。

・・・出た。

3時間喋ってしまった。

「誰かと喋りたい」と願って生きていない。
まる一日喋らなくても平気。
淡々と生きている。

なぜだ。

思い出した。
昔からだった。
友人に夫ができたから、深夜には電話を切れるように“良識”が育った。
互いに独身だと、朝、8時まで喋ってしまっていた。

喋ることを苦痛を思ったことがない。
そして、黙ることもまた、苦痛と思わない。

悩みは・・・

・・・止まらないこと。

誰か・・・





6月19日 人間の体

人間の体って、不思議だ。
バレエのレオタード姿を互いに見合っていると、互いの事情を思い知らされる。

ワンレッスン2時間のレッスンを、一日、2レッスン、合計4時間レッスンする生徒がいる。
口癖は、
「痩せない・・・」
「酒飲むからやろ?」
「やめてる。痩せない」
「レッスン後、遅い時間のご飯食べるからやろ?」
「レッスン前も、レッスン後も、食べない。でも痩せない」

すごいことだ。
食事せず、4時間フルでレッスンしても、痩せない人間の体は、いったいどういう事情か。

私はまずそのエネルギーがない。
だが、私の人体の不思議もある。

どれほどレッスンをしても、体はぽよぽよで、目標のマッスルなアスリートのような質感にならない。
どこかひ弱だ。

かと思うと、週一回しかレッスン来ない生徒が、見事な筋肉ラインの体質の人もいる。
人体の不思議だ。


実家に帰り、同じ遺伝子の兄に聞く。
「私は筋肉ができない」

兄はいう。
「ワシなんか、20代で、40kgを片手で持ち上げても、筋肉なかったで」

ほな、もー、あかんやん。
どんだけ鍛えても、ぽよぽよのままの遺伝子やん。

意地になって、必死で、これ以上できないくらいの勢いで、「うぉぉりゃゃゃっ!」とレッスンしてみた。

その様子を見て先生が言う。
「一生懸命で、よろしい」

…ちゃうねん…







6月18日 ポスト

私は西日本一の無精者。
郵便物をポストまで歩いて入れない。
郵便物を握りしめたまま帰宅してしまう。
あるいは、握りしめたまま新幹線に乗ってしまう。

だから発明した!
自動車のルートで、ポストがある場所を記憶し、走りながら、入れながら、移動する。
途中、窓を開けて、窓から手を伸ばして郵便物をポストの投入口に入れる。
投入口が反対側を向いていたら、窓から手をのばすと、歩いている人が(特に女性)入れてくれる。

そうやって生きてきた。

タクシーに乗って、移動中。
「次の角を曲がった一方通行の、右手にポストがあります。そこで郵便物を入れますから、入れる一瞬、止まってください」
そういって、右の座席に腰をずらし、郵便物を持って、右の窓を開けた。

運転手が、なぜか、どういうわけか、まったく、いったい、理解できないが…、

…道の左側に駐車した。

どれだけ窓から手を伸ばしても、5メートル向こうにポストの投入口がある。

「なんで左なんっ!」と責めた。
「届けへんやんっ」と手を伸ばしてみせた。

やっと理解した運転手は何度も切り替えし、ポストに近づいた。

運転手は、走りながらポストに入れようとする私に驚く。
私は、角を曲がるだけでポストに入れられる美学を生きれなかった事を嘆く。

街のトイレの場所を覚える女性がいるそうだが、私は車から降りないで入れられるポストの場所は、大阪市内は得意だ。

特技・・・ポスト入れ。

6月17日 女性車両

大阪の女性車両。

必ず、男性、が乗車し、座っている。

東京で聞くと、「あり得ない!」という返事。
だが、大阪では風物詩だ。

どの若い女性も注意しない。
慣れ、と、かかわりあいたくなさ。
そもそも女性車両にあえて乗るオトコ。もし凶暴だったら、を経験済みの女性たちが、女性車両に集まる。

とにかくオトコにかかわらない、かかわりたくない女性たちのための車両だから、女性全員であきらめる。

それをいいことに、ずーっとオトコは股開いたまま、どっかり座る。

駅でカートを押しながら入ってきた70代女性。
つかつかと、大股開きの腹の出たオトコに言う。

「ここは女性車両」

途端に、知ってたくせに、ずっとキョロキョロしつつ舐めて座り続けてたオトコが、気まずく車両を出る。
高齢女性は「それみたことか」と、得意げにそこに座る。
大股開きが席を立ったら、2人分くらい座れる。

得意げなその女性に拍手。
若い女性なら逆切れもあっただろう。
高齢女性にオトコが何かしたら、「私の出番だ」と、アドレナリンをあげていた私。

なぜ、そもそもチカン被害を恐れなくていい世代が女性車両にきたか。

着席型のカートを押す姿からわかる。
女性車両なら、「どうぞ」と、席をゆずってくれる。

「ここは女性車両」と叱られるまで、そのオトコは目の前の高齢女性に席を譲ろうとしなかった。

かっこいい70代だった。
社会は、腹立つことと、ワクワクすることと、両方出会える。
女性車両はたまらん。




6月16日 日光

いったいどーゆーわけで、こんな日差しがきついのか。
フツー、ビル群を歩いてたらどっかしらビルの影、っちゅーのがあるのに、どこにもない。
だからといって、真っ黒な傘を持ち歩くのも面倒。
日光に立ち向かって歩くしかない。

カフェに入る。
過去、「アイスカフェオレ、アイス抜き」で、苦い思い出がある。
「ホットカフェオレですか?」
「いや、だから、アイスカフェオレの、アイス、を入れないでください」
「では・・・ホット?」
「ちゃうっちゅーねんっ!」

だから今度はこう言った。
「アイスカフェオレ、氷抜き」

通じた。
だが、氷ぶん、カフェオレの量が少ない。
日光にかざしてみたが、やっぱし、カップの6割くらいしか入ってない。
氷ぶん、節約されたというわけか。

…なんで、こんな、悲しいことするんだ…。
なんで、せっかくのアイスカフェオレを気持ちよく手渡してくれないんだ。
氷ぶん液体を減らすことで、カフェオレではなく、悲しみを渡していることに、なぜ気づかない。

6割しか入ってないカフェオレで日光に立ち向かってみろ。

日光ではなく、人生にくじけるぞ。

6月15日 雨

雨の日、外に出るとどうなるか。
地下街に入ると、階段を下りるのも行列。
異常な人の数。
湿気と熱気でむせる空気を出て、ビルに入るとクーラーで湿った体が芯から冷える。

・・・雨の日は外出すると、ロクなことがない。
人ごみの中、地下鉄もよくわからない。
四ツ橋線⇒、谷町線⇒・・・表示だらけで、今ここにある改札は何線か・・・!?
表示が見つからない。
よおわからんが、入ってみた。
乗ってみた。
ピタパで出ようとしたが、いくら改札を変えても扉が閉まり「駅員へ」と表示。
駅員に「出れないっ!」と、訴え、「ほら!」とピタパを機械に当てたら、扉がふつーに開いた。
「開いたわ」とぶつぶつ独り言をつぶやき、憮然と出る。

家にじっとしてみた。

・・・お菓子食べ続けた。

家にいてもロクなことない。

6月14日 ヘアクリーム

よくヘアカラーする。
髪が傷む。

以前、美容師からもらったヘアクリーム。

「これ、髪をかわかした後、髪にすり込んでください。洗い流さなくていいクリームです」

ちっちゃなボトルだ。
風呂入り、化粧水塗り、ボディクリーム塗り、乳液塗り、ナイトクリーム塗り、髪をかわかす。
すっかり寝支度できた。
パジャマに着替え、後は、ヘアクリーム塗るだけ。

毛先を中心に髪全域にのばす。
刷り込むように、のばす。

・・・アワが立ちだす。

「うそ」

塗るほどに、刷り込むほどに、髪が泡だらけになる。

ボトルをよーく見る。

「シャンプーって書いたあるやんけっ」

美容関係者に告ぐ。
人にプレゼントするときには、シャンプーとクリームは、絶対、死んでも、間違えちゃいけない。

・・・パジャマ脱ぐ。
・・・風呂行く。
・・・アワだった髪を流す。
・・・リンスする。
・・・体拭く。
・・・化粧水つける・・・

2度、続けて、”風呂”と、“寝支度”を、体験してみるといい。
発狂するぞ。

6月13日 銭湯

サウナに入りたい。
ニュージャパンみたいな巨大施設じゃなく、スーパー銭湯みたいな家族向けでもなく。
結果、銭湯のサウナにした。

「絶対、バレない。目立たない」と誓って番台のおばちゃんにお金払う。

ずっとうつむいたまま、静かに洗面器をとる。
体流して、サウナに入る。
木製のドアを開けたら、思いのほか軽く、バンッと開いた。

「あー!びっくりした!」とサウナの中にいたおばさん。
「すみません」
こっからが、大阪のおばちゃん現象が始まる。

「びっくりしたわ。窓ガラス割れるか思たわ」
くどい。
反論してはいけない。
「私も割れるかと思いました」
割れるけっ。

バレたくないから喋りたくない。
タオルで顔をほっかむりして、顔を隠して喋る。
「初めてか?」

前にも来た。
「初めてです」

「体洗ったんか?」

まだ洗ってない。
「はい。洗いました」

「髪は洗ったんか」
「まだです」
「髪も洗ってからサウナ入らなあかん」

ほっとけ。
「そーですか」

「髪洗ったら、皮脂がとれて汗が出る。洗って入らな意味ない」

自由やんけ。
「わかりました。次回からそうします」

顔をのぞこうとするおばちゃん。
ずっとうつむいたまま、反省っぽく返事する。

やっとおばちゃんがサウナから出た。
サウナの薄っぺらい扉から外の会話が聞こえる。

「あの子、バンッて、扉開けてんでぇ。ガラス割れるか、思たわ」

見ると、洗い場の全員が私を見ている。
おばはんが私を指さしている。

なんでだ。
なんで、どうしたって、目立つんだ。
これで、私の仕事がばれたら、全員が家族に言うだろう。
家族がまた職場でいうだろう。

「遥が、バンッて扉開けたらしいわ…」

…神よ。

銭湯を出ることにした。
さっきのおばはんが、脱衣場でじっと私の顔を見ようとしている。
声で気づき、どうしても顔を見たくなったのがわかる。
髪を乾かさず、濡れたまま前にたらし、ワカメみたいな状態でうつむいたまま銭湯を出た。

ただ、サウナに入りたかった。

6月12日 エステ

エステにいく。
カーテンで仕切られた部屋。
隣の部屋に女性客が来たのが気配でわかる。

まもなく「うそ」という音量のいびきが聞こえる。
いびき=おっさん、という私の常識をくつがえす音。

ぐあおぉぉぉ…、という音の合間に、目覚めたらしく上品な女性の声。
かと思えば、また、ぐあえいぉぉぉ…。

眠る、というのは残酷だ。
理性や人格を超えて、肉体が勝手に別人格を主張する。
「おっほっほ」と、「ぐえいあぉぉぉ…」が、一人の人間の中にいる。

そういえば、電車で一車両中を響かせる大音量のいびきで寝る男性が、携帯が鳴って出たときには、小声の気の弱いタイプの男性だった。だが、電話を切るなりまた、「文句あんのか!おらぁぁぁ!寝とるんじゃぁぁぁ」系のいびき。

私が、私の知らないところで、知らない時に、もうひとりの私が「うおりぁぁぁぁ!どりゃぁぁぁ!」と叫んでいるとしたらどうだろう…。

…、あ、起きてるときも、やっていた…。

6月11日 追突

タクシーが止まっている。
運転手が窓やらドアやら拭いている。
客らしき男性が外でタバコをくゆらせている。
見るなりわかった。

「ホステスの同伴出勤の男が、タクシーで迎えに来て待っている。長時間待っている。その間、運転手は車を拭いている…」

運転手に言った。
「そこ、私の車を止めるスペースだから、ちょっとタクシーを動かして」
タクシーはちょっと前に動き、そこに私の車を止める。
直後、女が来て、男女がタクシーに乗り込む、その後、いったいどういうワケか、タクシーが私の車に向かってバックする。
あわてて、クラクションを鳴らす。
…タクシーが私に車にぶつかる…。

「えらいすんまへん」と運転手が降りてくる。
なんでバックするんだ。なんでここに車止めると言ったのに、なんで前進しないんだ。なんで後ろ見ないんだ。という言葉は全部飲み込み言った。

「もう行って」


ボンネットに乗ってあぐらかいたまま、駐車場で友達を待っていた。
しばらくすると、さっきの運転手がやってきた。
「さっきはえらいすんまへん」
「気になって戻ってきたの?」
「へい」
「じゃあ、許す」
「よろしいんでっか」
「さっきの、ホステスの同伴出勤でしょ?」
「そうですねん」
「キンコーン」
「よお、わかりますな」
「ところで質問、なんで客がいるのに、窓やらドアやら拭いていたの?」

その次の答えは、衝撃的すぎた。

「…うんこ、拭いてましてん」
「…うんこ?」
「へえ。うんこ」
「なんで・・・うんこ? ワックスじゃなく、うんこ?」
「へえ。窓とドアに誰かがうんこつけよりまして、あんまり臭いからちょっとお客さんに降りてもらって、それで、つけられたうんこを拭いてましたんですわ」

ああそれで、不機嫌に男の乗客は外でタバコを吸ってたわけか、と、合点がいく。
しかし・・・
うんこついたタクシーで迎えに来て、前進じゃなく、バックして他の車にぶつかる男。
そんな男に、私がホステスなら迎えに来てほしくない。

っていうか、うんこつけて、他人の車にぶつかってくる人には、とっとと私から離れてほしかった。

「おっちゃん、もうええわ。帰り。それよりおっちゃん。運転手向いてないで。前進とバックと間違えるねんから」
「へえ。気ぃつけます。おおきに」

なにがみじめって、ホステスをうんこつけた車で待つような男の乗ったタクシーにぶつけられる自分がみじめだった。




「なんで、ボンネットであぐらかいてんの!?」と友達が来た。
「みじめすぎて、動かれへんねん」と返事した。






プロフィール

はるかようこ

Author:はるかようこ
タレント・作家の遙洋子公式ホームページ内のブログです。

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