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2010年3月○日   サイン会

あるパーティ会場でのこと。

サイン会のデスクでお客さんを待つ私の前をおばちゃんが足早に通った。

そのおばちゃんと目が合ったので、手を振ってみた。

するとおばちゃんはきびすを返し、私のほうに近づいて言った。

「目がおうて、手ぇ振られたら、本、買わなしゃーないやん」

そう言って、買ってくれた。

そしてまた足早に去った。

私もこんなおばちゃんになりたいと思った。

 

 

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2010年3月○日  出版

本がやっと出版された。

『死にゆく者の礼儀』は、親の看取りの体験者や、まだ介護に入ったばかりの人から大変熱い感想をいただいた。

『気難しい女性との上手な接し方』は、困った女性への観察力をずいぶん褒めていただいた感想をもらった。

バレエスクールでサイン会があった。

男性にだけ、ブチュと、キスマークを表紙につけた。

ふざけた作者だと怒らず、はにかんで受取ってくれた。

サインするとき、みなの姓名を知った。

名前の数だけ人生があって、人生の数だけ本の読み方は違う。

ある番組ディレクターが読んで感想を言ってくれた。

「つまり、したたかに生きろ、っちゅーことでんな」

・・・・全然違う。

そんなこと書いてない。

読み方は本当に自由でおもしろい。

 

2010年 3月○日 新幹線

あまりに疲れた日はグリーン車両に乗ることにしている。

すると、ウオッホン!とかグワックション!とか、おやじ咳とおっさんくしゃみの嵐だった。

辟易したから、帰りは普通車にした。

すると、ズルズルピーと、鼻をずっとすすり続ける男性が隣だった。

その男性が降りてほっとしたら、次に来た男性は、むおおおおーっ!と臭い・・・。

きっと風呂入ってない。。。

素敵な男性もきっと大勢いるはずなのに、私の横に来る男性は、常に、やかましいか臭い。

移動で疲れるのではない。

おっさんに疲れる。

2010年 3月○日 同窓会

高校の同窓会があった。

「お前なんで二次会いけへんねん」と男子。

「カラオケ嫌いやから」と私。

全体写真撮影をした。みなでにこやかに笑った。

「そやけど、このあと、お前仕事ないんやろ?」とまだこだわる男子。

「ないよ」

「ほな、なんで二次会いけへんねん」

「もっと理由言うたろうか」

「うん」

「カラオケ、だいっ嫌いやから」

いったいなんやねんこいつ、という顔をして男子はあきらめた。

高校時代もこの男子とこんな会話をした。

「お前なんで掃除せえへんねん」

「掃除嫌いやから」

「そやけどお前掃除当番やろ」

「ほなもっと理由言うたろうか」

「うん」

「掃除、だいっ嫌いやから」

・・・・あのときも、この男子は黙って、なんちゅうやっちゃ、という顔で帰った。

性格と関係性は、生涯変わらないものだと思い知らされる同窓会。

おもろかった。

 

2010年 3月○日 東京

タクシー乗った。

私の大阪弁を聞いた運転手さんが、言った。

「大阪から出てきたの?」

「はい。”出て”きました。しょっちゅう”出て”きてます」

まだ大阪弁に過敏な東京に疲れる。

もう何十年も東京に”出て”来てるというのに。

「しかしあれだね、女の大阪弁はいいけど、男の大阪弁はだめだね」

これも聞きあきたフレーズ。。。

これに疲れて皆、東京弁になっていくんだろうな。

友達が言った。

「洋子ちゃんがしゃべっている間中、隣のテーブルの女性があなたを見てた」

「なんで?声が大きいから?話がおもろいから?大阪弁やから?」

「大阪弁やから」

あっそ。

 

 

 

 

 

 

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はるかようこ

Author:はるかようこ
タレント・作家の遙洋子公式ホームページ内のブログです。

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